オリエンタル衣装のウエストですが、
ファスナーもなく、ゴムだけの仕様になっているものも多いです。

「ウエストもヒップも全部ガバガバで大きい!」という場合以外は
ゴム部分の調整だけでも、ウエストを詰めるお直しは可能です。
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衣装のウエスト部分。
こんな感じですね。
『千鳥掛け』という縫い方でゴムを縫い付けてあります。
まあ、縫い付けてあるといってもゴムの脇部分を縫っていて
ゴムには針が通ってませんので
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ゴムを引っ張ると、こんな感じにゴムだけを引っ張り出すことが出来ます。
「ちょっと緩いかなぁ…」ぐらいであれば、この引っ張ったあまり部分を安全ピンで留めたり
この部分だけを縫い留めてしまうことだけでもフィット感をアップさせることが出来ます~

ただ、元々衣装についてるゴム自体が大抵柔らかいのです。

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上が日本の手芸屋さんで普通に購入したゴム。
下が 衣装にもともとついていたゴム。
見た目だけでもエジプトのゴムは弱そう…そして、このノビノビ感…
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同じ長さに切って、引っ張ってみると
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日本のゴムはこんな伸び具合でしたが
IMG_2308

 エジプトのゴムはここまで伸びました。
柔らかい。
なので、ウエストのフィット感は弱いです。

あ、ちなみにこの時どちらも思いっきり引っ張ったわけではないので
最大限だとどっちももっと伸びそう…

手間でなければ、そこまで緩くなくてもゴムは取り換えてしまった方が 安心感はあるかもしれませんね。

ゴムを取り換える場合
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縫い付けてあるゴムの両端の部分を解いて、ゴムを引っ張ると
このように、千鳥掛け部分だけ残してゴムを取ることも可能ですので
(時々、ゴムの端を千鳥掛けの糸で縫い付けられているところがある場合もあるのですが、その時はゴムだけをスルッと取ることが出来ないです。衣装を縫ったお針子さんのやり方に左右されます…)
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ここに新しいゴムを通して取り換えることも出来ます。
 
ただ、意外と千鳥掛け自体をやり直してゴムを付け替えた方がラクだったりもするので
お好きな方で。

私は、基本的に全部解いて縫い付け直します。 
tidorigake
 千鳥掛けはこんな感じで
ゴムの際、外側を番号の順に縫っていきます。

糸の色をスカート生地に合わせると、縫い目が表に出てしまっても目立ちにくいです。

 IMG_2312
そのまま縫っていくとゴムの端は足らなくなってしまいますので
ゴムを引っ張りながら縫い進めて下さい。
 IMG_2313
ゴムを引っ張ると、この左部分のようにスカート生地が寄って、くしゅっとした感じに。
縫い目も見た目、狭まった感じに なりますね。

ウエストぐるっと縫ったら、ゴムの端を縫い留めてゴムの付け替えは完了です。

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